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TOP › ブログ/ お知らせ › 起立性調節障害、朝に体が動かないのは「怠け」じゃなかった
POSTED
:2026.11.04
CATEGORY
: 食事の話題自律神経お知らせセルフケア

起立性調節障害、朝に体が動かないのは「怠け」じゃなかった

こんにちは。今回もブログをご覧いただきありがとうございます。

朝、目が覚めているのに体が起き上がれない。
やっと起き上がっても、立った瞬間にふらっとして、その場にしゃがみ込んでしまう。

「また今日も学校(仕事)に行けなかった」
「こんなに眠いのに、夜になると眠れない」

そんなくり返しの中で、
「自分はただ怠けているだけなのか」と、ひとりで抱え込んでいる方がとても多いと感じています。

 

でも、それは怠けではありません。
起立性調節障害という、自律神経の機能不全が引き起こしている、れっきとした体の状態です。

 

■なぜ起立性調節障害が起こるのか

起立性調節障害とは、立ち上がったときに血圧や心拍数の調節がうまくいかなくなる状態のことです。
健康な体であれば、立ち上がった瞬間に自律神経が即座に反応して、下半身に溜まった血液を心臓・脳へと押し上げます。

ところが起立性調節障害では、
この「自律神経の即応反応」がうまく働かず、
脳への血流が一時的に低下し、めまい・頭痛・朝の強い倦怠感・失神感などが引き起こされます。

 

当院でこれまで多くのケースを見てきた中で感じるのは、
起立性調節障害の背景には複数の要因が重なっているということです。

 

① 自律神経そのものの機能低下

自律神経は、交感神経(アクセル)と副交感神経(ブレーキ)の2つがバランスをとりながら、
心拍・血圧・消化・体温など全身の機能を24時間調節しています。

起立性調節障害では、このバランスが慢性的に乱れていることが多く、
特に朝は副交感神経優位の眠りから交感神経優位の覚醒へ切り替わるタイミングで、
切り替えが遅れたり、不完全になったりして症状が強く出やすいのです。

 

② 骨格・姿勢の問題が自律神経を圧迫している

あまり知られていませんが、
頚椎(首の骨)や胸椎(背骨の上部)のゆがみが、
自律神経の通り道を物理的に圧迫することがあります。

当院では、起立性調節障害で来院される方の多くに、
首から肩にかけての筋緊張や、頚椎の可動域の低下が見られます。
「ずっとスマホやパソコンを見ている」「猫背が習慣になっている」という方ほど、この傾向が強いです。

 

③ 栄養不足・血糖値の乱れ

起立性調節障害と栄養の関係は、見落とされがちなポイントです。
特に鉄・タンパク質・ビタミンB群が不足していると、
神経の伝達そのものがスムーズにいかなくなります。

また、朝食を抜いたり、糖質に偏った食事を続けることで
血糖値が乱高下し、午前中の強いだるさや集中力の低下、立ちくらみがより出やすくなります。
当院の栄養指導でこの部分を整えることで、体の変化を感じる方がとても多いです。

 

④ 水分・塩分の慢性的な不足

血液の量が少ないと、立ち上がったときの血圧低下が起きやすくなります。
起立性調節障害の方は、水分摂取量が明らかに少ないケースが非常に多いです。


「喉が乾いた感じがしない」「水を飲む習慣がない」という方は要注意です。

 

⑤ 睡眠リズムの乱れ(概日リズム障害)

起立性調節障害の方に共通して見られるのが、
夜になると目が覚め、朝に眠れないという睡眠・覚醒リズムのずれです。
これは体内時計(概日リズム)が後ろにずれた状態で、
自律神経の乱れとセットで起きることがほとんどです。

 

 

共通のイメージ

 

■こんな方は要注意

次のような習慣や傾向がある方は、
起立性調節障害の症状が出やすい、または悪化しやすい状態にあります。

 

・朝食を抜くことが多い、または甘いものや菓子パンで済ませている
・1日の水分摂取量が500ml以下
・スマホやタブレットを就寝直前まで使っている
・日中、ほぼ動かずに座り続けている
・「完璧にやらなければ」と感じやすい、がんばりすぎるタイプ
・過去にダイエットや偏った食事制限をしたことがある
・部活や勉強で急に生活が変わった(主に思春期の方)
・季節の変わり目(特に9月〜10月の気温差が大きい時期)に症状が強まる

 

今はちょうど9月。
夏の暑さが残りながらも朝晩が涼しくなる時期で、
寒暖差による自律神経の負担が一年の中でも特に大きくなりやすい季節です。


この時期に起立性調節障害の症状が強まる方は、当院でも毎年多く見られます。

 

■自宅でできるセルフケア

起立性調節障害は、日常の積み重ねが大きく影響します。
今日からすぐに取り組める3つのことをお伝えします。

 

① 朝の「急な立ち上がり」をやめる

目が覚めたら、いきなり起き上がらないでください。
まず横になったまま手足を動かし、1〜2分かけてゆっくり上体を起こす。


次に足を床に下ろして数分座ってから、ゆっくり立ち上がる。
この「段階的な起立」だけで、朝の立ちくらみが軽減するケースが多いです。

 

② 水分と塩分をセットで補給する

起床直後に、常温の水を200〜300ml飲む習慣をつけましょう。
同時に、少量の塩分(梅干し・みそ汁・経口補水液など)を一緒に摂ることで、
血液量の維持に働きかけます。

1日の目標は1.5〜2リットル。
一気に飲むのではなく、こまめに少量ずつ飲む方が体に負担をかけません。

 

③ 午後から軽い有酸素運動を取り入れる

起立性調節障害の方に「安静にしていてください」とだけ伝えると、
かえって症状が長引くことがあります。
午後の比較的体が動きやすい時間帯に、10〜20分の軽い散歩やストレッチを習慣にすることで、
下半身の筋ポンプ機能が高まり、血液循環の改善につながります。

最初は「今日も無理だった」と思う日があっていい。
できた日に「少し動けた」と感じることを積み重ねるだけで十分です。

 

④ 夜のスマホ・照明を見直す

就寝1〜2時間前のスマホやタブレットの使用は、
脳が「まだ昼間だ」と誤認識して交感神経を刺激し、眠りにくくなる原因のひとつです。

照明をやや暗くする、画面の輝度を下げる、
できれば就寝30分前はスマホを手の届かない場所に置いておく。
この小さな習慣が、睡眠・覚醒リズムを整えることに直接つながります。

 

■ぽぷら整骨院のサポート

当院は開業から10年、自律神経の不調を抱えた方々と向き合い続けてきました。
その中で実感しているのは、起立性調節障害は「ひとつの原因」から来るものではないということです。

 

たとえば以前、中学生のお子さんを持つお母さまが「子どもが朝起きられず、学校に行けなくなっている」とご相談にいらっしゃいました。
話を聞いてみると、首のゆがみ・鉄分をはじめとした栄養の偏り・夜遅くまでのスマホ習慣の3つが重なっていました。


骨格調整で首まわりの筋緊張をほぐし、栄養指導で食事の内容を見直し、生活リズムについても一緒に考えていく中で、
数週間後には「朝、自分で起きられた日が出てきた」という変化が生まれました。

 

当院が起立性調節障害にアプローチする際に大切にしているのは、
骨格・栄養・生活習慣のすべてを同時に整えることです。
骨格調整だけでなく、EMSによる筋肉へのアプローチ、栄養指導・食事管理を組み合わせることで、
体の外側と内側の両方から自律神経の安定をサポートします。

 

また、起立性調節障害は思春期のお子さんに多い一方で、
30〜60代の女性にも見られる症状です。
ホルモンバランスの変化・過労・食生活の乱れなどを背景に、
「朝が特につらい」「午前中は動けない」と感じている方も、当院では多くご相談をいただいています。

 

■まとめ

起立性調節障害について、大切なポイントをまとめます。

 

・起立性調節障害は、自律神経の調節機能がうまく働かないことで起きる
・「怠け」ではなく、体がサインを送っている状態
・原因は骨格のゆがみ・栄養不足・水分不足・睡眠リズムの乱れなど複数が重なっていることが多い
・今の季節(9月の寒暖差)は症状が強まりやすいので特に注意
・朝の起き方・水分補給・午後の軽い運動・夜のスマホ習慣の見直しが第一歩
・骨格・栄養・生活習慣を同時に整えることが、改善への近道

 

体には、自分で整えようとする力が本来備わっています。
今の状態が「ずっと続く」わけではありません。


焦らず、でも少しずつ、体に向き合っていきましょう。

 

福島県岩瀬郡鏡石町で起立性調節障害についてお悩みの方は、
ぽぷら整骨院にご相談ください。
須賀川市・矢吹町からもお越しいただいています。

「何から相談すればいいかわからない」という方も大丈夫です。
まずは今の状態を聞かせてください^^
一緒に、体が動ける毎日を取り戻していきましょう。

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